浅草 大黒屋別館 | くうねり庵(ほぼ閉鎖状態)

浅草 大黒屋別館

 浅草でご飯たべたくなって、気分的には天ぷらかなぁって感じだったのね。で、お昼時にいっつも行列できてる大黒屋ってところに行ってみたんだけど、本店には外にメニュー表示がなくて、値段わかんないから入れなかったの。やだもう、びんぼーなんですもんそういうことってあるでしょう? すぐ近くに同じ店の別館があって、そっちだと店の外にメニューがあったので、ちと高いけど、美味しいならいいやってそのまま入っちゃったわけで。

 天丼にしようかなぁと思ったんだけど、あれってタレでずいぶん味がごまかされるから、せっかくだし天麩羅の盛り合わせ(海老3、かき揚げ1、シシトウ1)とご飯を頼んだの。お給仕のオバチャンが「おすまし付いてませんがいかがします?」っていうんだけど、汁つけると激しく高価な食い物になるのでいらないって断ったんだけど、どうもそのせいでオバチャンの心の中に "この客はテキトーでいいや" フラグが立っちゃったっぽい気がするんです。できあがった天麩羅を持って来るときも、なんか並べ方がぞんざいだったし、お茶の追加がほしいよぉって呼び鈴ならしても、聞こえてるくせに(目の前を目的もなくふらふらしてるのが見えるんだもの :P)ぜんっぜん来てくんない。結局呼び鈴を五回くらい鳴らしても来てくんなくて、他のお客さんのところへ来たのを捕まえて「お茶くださ~い(涙)」って頼んだら、「はーい、お茶です。ここでいいの? あっそう、どうぞ」みたいな感じで放り出し行くし(笑)

 で、肝心の天麩羅ですが、ここは油がふつうのとこと違うみたいで、ネットで検索すると菜種油って書いてる人がいるけど、これはごま油 100% ですよねえ。衣が油を吸って黒っぽく、ちょっと重たい感じの揚げ上がり。美味しい天麩羅の常識からはかな~り外れている。海老なんかはそれなりに美味しかったし、こういうのも好きずきなんだろうなぁって納得しかけたんです。

 でもでもでもでもっ、かき揚げがだめー。べちょ~っとした衣の中に小さな海老がべろべろべろんと入ってるだけでプロの技の冴えみたいなものがちっとも感じられないし、油っこい衣の味ばっかりでぜんぜん美味しくない…ううう。今日はかき揚げが食べたかったのに、一気に不幸のズンドコですぅ。

 ちなみに、"不味い"かき揚げ一枚と海老の天麩羅三本+シシトウの盛り合わせが1780円だったかな。ご飯ついたら二千円オーダーって感じよ。老舗で行列のできる人気店かもしんないけど、もう二度と行かない。味とサービスに対する代価としてはべらぼうに高いし。そこらのお総菜屋さんでかき揚げ買って自分で天丼作ればよかった。

厭味っぽくURLとかも書いちゃったりして
浅草うまいもの会・大黒屋
http://www.asakusa-umai.ne.jp/umai/daikokuya.html